ママレポ

【ワークショップレポート】プラごみ問題「僕、絶対捨てない!」そう思ってくれただけで大成功!

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レジ袋有料化になって1ヶ月ちょっと。
その「なぜ?」を子どもにもわかりやすく伝え、「モノを大切にする心を」学べるオンラインワークショップ「今親子で知る・考える『ゴミのこと、海のこと、モノを大事にする心』」に6歳の息子と参加してみました!
今回は、マイバッグとしてキッズコレッチオの「マルシェバッグ」を作るワークがセット。キッズコレッチオのスタッフとして、普段は見ることのできない、子どもたちの作品作りも見られるということで、かなり楽しみだったイベントレポートをお送りします。
※オンラインワークショップのアーカイブ動画は記事の最後にあります。

1.沖縄の海ってキレイ!!!!

今回のスピーカーは沖縄で「サンゴに優しい日焼け止め」を販売したり、海岸のゴミを集める活動をしたりしているユッキーこと呉屋由希乃(ごやゆきの)さん。オンラインで行われたワークショップ当日も沖縄からの参加でした。
他の参加者さんも何人かはビデオがオンだったので、一緒に参加している感じがしてよかったです。お子さんの年齢は結構、幅があるようでした。

最初に見せてくれた映像がユッキーさん撮影の沖縄の海の中。色とりどりの魚がサンゴ礁で泳いでいます。とってもキレイな青いお魚とか、ピンクの濃淡がかわいいサンゴたちとか、海水浴すら行ったことのない息子は、「うわ〜、うわ〜」を連呼していました。 1年に1回だけというサンゴの産卵映像や、ニモ(クマノミ)の映像など、息子も他の参加者さんも目を見張ってとっても嬉しそうでした。

2.自分たちがお父さん・お母さんになっても、おじいちゃん・おばあちゃんになっても無くならない?!

キレイな沖縄の海から一転、お話はペットボトル、缶といったゴミの話題へ。街中で捨てられたペットボトルや空き缶などが、ポイ捨てでなくとも、カラスに荒らされたり、風で飛ばされたりなど、何らかの理由でゴミ箱から出て、川に落ち、そのまま海まで流れ着いてしまうそうです。海のゴミの実に半数以上は街中からのゴミなのだとか!そんなに多いの?と驚きです。
そして、そのゴミ達が海の生き物達の生活を脅かしているとも。

そこで、ペットボトルや缶が、海に流れてから消えてなくなるまでにどれくらいの期間がかかるのか?という問いが呉屋さんからありました。
A ペットボトルは10年 缶は5年
B ペットボトルは140年 缶は10年
C ペットボトルは450年 缶は200年

という選択肢。正解はなんとCの450年と200年! 来年、1年、5年の概念もままならない息子には想像もできない長さです。
「みっくん(うちの子の名前です)がお父さんになって、みっくんの子どももお父さんになって、その子どももお父さんになってもまだまだ足りないくらいずっとずっと先だよ」と説明したら、なんとなく「すっごくかかるんだね」と理解したようでした。

パパ・ママ向けに、日本のプラスチックのリサイクル率を問われたのですが、なんとたったの4%!資源ごみは別日に回収するなど、ゴミの分別は昔に比べて格段に進んだと思っていたのですが、予想をはるかに下回る数字に驚愕でした。「リサイクル」という言葉を覚えたての息子は「リサイクル、リサイクル」と嬉しそうでしたが、これはちょっと真剣に日を改めて一緒に考える問題だと思いました。

そして、ゴミは川からのものだけでなく外国から流れ着いたものも。またペットボトルや缶だけでなく、レジ袋や、最近ではマスクもかなりの量になっているのだとか。
毎日「マスクして!」としつこく言われている息子は、マスクが海を汚し、海に住んでいるお魚や亀さん、クジラ、加えて鳥達が危ない!という事実がよほどショックだったのか「僕、絶対捨てない!!!」と、しっかり決意していました。

3.モノを運んだり、プラスチックをつくると悪いモノが出る?!

そのあとも、モーリシャスで日本の船が座礁して油が海に流出してしまった事故の映像や、漁に使われた網がゴミとなった漁網(ゴーストネットというのだとか)に絡まって動けなくなったウミガメの映像など、息子だけでなく、他のお子さんたちにとっても初めての映像が紹介され、一様に驚きと痛ましげな表情を浮かべていました。

船であれ、自動車であれ、飛行機であれ、モノを運ぶことで有害な物質(二酸化炭素)が出ていることにも、息子は驚いたようです。さらにユッキーさんから、日本は自分たちが食べる食べ物の多くを外国から運んでいること、逆にゴミを外国に運んで処理をしてもらっていることなどを聞いて、「そしたら、悪いものがいっぱい出ちゃうじゃん!」と理解を深めていました。

日本の自給率が低いのは予想通りでしたが、ゴミ処理を海外へ頼っているのは知らなかったので、私も驚きました。

モノを運ぶ乗り物を動かすのと同様に、ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品を作る際にも大量の油(石油)が使われ、有害物質(二酸化炭素)が出るとのことで、単にゴミを減らすだけでなく、作らない努力も必要なのだと教えてもらいました。

1年間に日本で使われるレジ袋を作るには、60万リットルの石油が必要。また1分間に世界中で使われているペットボトルは100万本! 数字が大きすぎて、あんまり私も息子もピンときてなかったのですが、100万本のペットボトルは地球400周分に相当するのだそうです。あとで地球儀をみながら「じぃじ、ばぁばのところ(大阪)までがこれくらい。地球がこれくらい。これを400回も回るんだよ」と言ったら、目を丸くしていました。

4.これからはマイバッグ&マイボトルを持ち歩こう!

自分たちが普通に生活しているだけで、海の生き物達が生命の危機に瀕するということがわかったところで、スピーカー・ユッキーさんのアシスタントとしてナビゲート役をしてくれていた、なみちゃんやかいじゅうくんが「わたしたちができることはないの?」と問いかけます。それに対し先生役をしていた、かたつむり仙人(いずれもぬいぐるみ)が「たーくさんあるよ」と、地元で取れたものをたべるだとか、買い物にはマイバッグを持っていくだとか、マイボトルを持ってペットボトルの使用を減らすだとか、いろいろなアイデアをくれました。息子や他の子どもたちも、うん、うんと頷きながら聞いていました。

「最近はマイボトルを持っていくとお水を無料で入れてくれるお店も増えてきました」というユッキーさんからのお話はとてもいい取り組みだし、もっともっと広がっていってほしいと思います。

そんなアイデアの一つマイバッグを作ることも今回のワークショップのメインイベント!

「海の生き物も、森の生き物も、人間も、みんながハッピィな未来」をテーマにマイバッグに印刷するための絵を描きました。
お絵かきのスタート前に、それぞれ家のなかから見つけて来た「プラスチックからできたもの」の答え合わせ。レジ袋やペットボトル以外にも、ストローやプラカップなどなど、いろいろなものがありました。

そして、お絵かきと同時に、ユッキーさんへの質問コーナーも。
ユッキーさんが行なっているビーチクリーンは、海岸のゴミを気軽に拾える活動とのことでしたが、そもそも気軽に拾えないのってどうしてなの?との質問。実は、ゴミ箱のない海岸が多く、ゴミの収集システムもないのだそう。せっかく集めても回収してもらえないのであれば、また散らかって海へといってしまいます。それをきちんとできる 「マナティ」 というプロジェクトを運営しているのだそうです。ワンコインでクリーン活動に参加ができるのだとか。

マイバッグもそうですが、身近で気軽に踏み出せる未来への活動があるのは、子どもたちにとっても素敵なことだと思いました。

  • キッズコレッチオから届いたマルシェバッグとサンゴに優しい日焼け止め

他の参加者から寄せられた感想も一部ご紹介します。
・ウミガメの映像を見ることが出来てよかったです。ワークショップ内でお姉さんに名前を呼ばれて、嬉しそうでした。プラゴミ問題への関心も高まったようでした。(お子さん8歳)
・親も勉強になりました。子供も楽しかったと話しております。ありがとうございました!(お子さん7歳)
・先日はありがとうございました!息子がいま一番行きたいところは沖縄になりました。
あれからウミガメの動画をずっと見ています(お子さん7歳)

・ぬいぐるみや可愛いイラストを使用しており、娘にも、分かりやすかったみたいです。
バッグのイラストも楽しんで描いていました。出来上がりが楽しみです。(お子さん9歳)

うちの息子もそうですが、人間と同じく肺呼吸をして、海面に出て来ざるを得ず、プラゴミや漁網の被害にあっているウミガメの姿が印象に残った子が多かったようです。

人間だけじゃなく、他の生き物にとってもハッピィな未来をつくるため、今できることを小さくてもいいから始めるきっかけを子どもと共に持てた、素敵なワークショップでした。

  • ※オンラインワークショップのアーカイブ動画は2020年10月31日まで公開予定。

大倉奈津子
書いた人:大倉奈津子
フリーエディター&ライター。
ワーママ向けwebメディア「BRAVA」元編集長。42歳で出産、現在4歳の男の子を育てるワーママ編集者。


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